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クイーンS経由、海外GI転戦の名牝。
ディアドラに思い出す2年前の圧勝。
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2020/07/31 17:00
2018年のクイーンSを制したディアドラ。次のアイルランド府中牝馬Sも制し、翌年の快挙の足掛かりとした。
ソウルスターリングら相手に圧勝。
そのディアドラが2年前に制したのが、今週末に札幌競馬場で行われるクイーンS(GIII)だ。
単勝3.2倍の1番人気に支持されて出走した前年の秋華賞馬は、道中、後方から進んだ。3コーナーでもまだ後方にいたが、4コーナーで大外から差を詰めると、札幌の短い直線を豪快に伸び、最後は2着のフロンテアクイーンに3馬身の差をつけて快勝。フロンテアクイーンも後の重賞勝ち馬なら3着のソウルスターリングはディアドラが敗れたオークスの勝ち馬。そういった錚々たるメンバーを全く相手にしない競馬で圧勝してみせたのである。
さて、今年のクイーンSはどんな結果が待っているだろうか? 後に海外でも活躍出来るような名牝が頭角を現してくれる事を願いたい。