プロ野球PRESSBACK NUMBER
阪神の好調支える4番大山とボーア。
期待が持てる藤浪晋太郎の球威。
text by
藪恵壹Keiichi Yabu
photograph byKyodo News
posted2020/07/29 11:50
28日ヤクルト戦で今季2本目となる満塁ホームランを放った阪神ボーア。
藤浪は「7回を投げ切ること」
23日の広島戦に先発した藤浪晋太郎も好材料になりそうです。
立ち上がりは苦戦しましたが、鈴木誠也を速球の威力で抑えきりました。あの球威やスピードが落ちないうちは、本人もコントロールを重視するスタイルへは踏み切れないでしょう。フォームもきつめのインステップに戻していましたし、しっくりくる形になってきたのではないでしょうか。
6回に満塁ホームランを浴びて4失点を喫しましたが、打たれた球も間違ってはいなかったと思います。打ったピエラは、4回の打席ではシュートに詰まらされたセカンドゴロでした。それでストレートを狙ってきたのだと思いますが、打てる高めのゾーンにいってしまったんですね。低めならライトフライだったでしょう。限りなく無失点に近い、次に繋がる内容だったと思います。
右バッターのインコースでストライクが取れない、やはりフォアボールの数が多いといった課題もありますが、まずは7回を投げ切ることを目標に。明日(30日)に予定されている登板にも期待したいですね。