下平監督「報われる日が来る」

　一方、横浜FCは昨季から継続的に取り組んできている“つなぐ”というスタイルに加え、中断期間中にトライした「3-5-2」のシステムでの戦い方がJ1でも通用する確信がこの1週間で持てた。

「ビルドアップにこだわってやってハーフタイムには『絶対に蹴るな。つなげ』と指示を出した。それで仙台戦の後半は逆に苦しくなったと思うけど、いま苦しんでいる分、それがチームの成長につながると思っている。必ず報われる日が来ると思うので我慢してやっていこうと思う」（下平監督）

　この3連戦をベースにいかにチームの完成度を上げ、選手個々の成長を促せるかでこの先が変わってくる。

　リアリストなネルシーニョ監督と、理想のサッカーで勝つことにこだわりを見せる下平監督。そこまでの道筋や過程は多少違えど、目指すべきものは勝利で同じ。それぞれの形で昇格組を率い、これからもチームを形作っていく。