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今日はミケルソンが50歳の誕生日。
世界で唯一のジョークと“愛され”。
text by
舩越園子Sonoko Funakoshi
photograph byAFLO
posted2020/06/16 19:00
50歳のミケルソンが今も米ツアーのトップクラスでプレーしている。それはゴルフ界にとって幸運なことだ。
引退はまだまだ早い。
ゴルフ界のシニア入りは50歳からと相場が決まっているが、モダン社会に生きる50歳はまだまだ若い。
先月の「ザ・マッチ」であらためて注目を集めた直後、ミケルソン自身も「まだまだゴルフクラブをマイクに持ち替えるつもりはない。まだまだ引退はしない」と弾ける笑顔で言い切った。一時期は「もう若くはない」と言っていたにも関わらず、いけしゃあしゃあと――それもまたミケルソンらしさであり、みな苦笑しつつも、なぜだか頷かされる。
笑顔と涙、厳しさと優しさ、ゴルフのスキルと精神力。そして本人がことさらに大切に守ろうとしている「イメージ」と、なんともしれないジョークのセンス。すべてを備えたミケルソンが、みんな大好きだ。
ミケルソンよ、まだまだ引退はせず、米ゴルフ界、世界のゴルフ界を、もっともっと笑いと涙で包んでおくれ。
50歳の誕生日に、そんなメッセージを送りたい。