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パク・チソン取材は日本語に限る!
「俺、Jリーグのレジェンドなの?」
text by
吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki
photograph byRyuichi Kawakubo/AFLO SPORT
posted2020/05/31 11:50
2003年の京都パープルサンガ時代、鹿島を破っての天皇杯優勝時のパク・チソン。決勝では自ら得点し、勝利に大きく貢献した。
「何してんのん?」「子どもを育てています」
大スターで、照れ屋。だからなかなか近づきにくい面はある。
でも意外と本人はフランクで、ポロッと驚くようなネタをくれる。じゃあなぜ日本人記者たる筆者が少し近づけたのか。
やっぱり若き日の日本での記憶を大事にしているんだろうな。そんなことを思う。
オランダで、イングランドで。遠くに行けば行くほど、少しずつ楽に話ができるようになったとも思う。
'14年にアナウンサーのキム・ミンジさんと結婚。
引退後もイングランドで暮らす。「マンUアンバサダー」、 「FIFAマスターコース研修生(2017年に修了)」、「IFAB(国際サッカー評議会)諮問委員」、また韓国では「財団トップ」「サッカースクール運営」 などいくつか“肩書”があるはずだ。しかし'18年秋に「何してんのん?」と聞いたら、「子どもを育てています」とぶっちゃけてくれた。
コロナ禍にあって、韓国政府疾病管理本部の「手洗いのやり方」の動画に出演。家族とともに石鹸をつけ、指先から手のひらを丹念に洗う姿がYouTubeにアップされている。