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ISUのオンラインレッスンで
宇野昌磨らと一緒に鍛え、楽しむ! 

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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photograph byAsami Enomoto

posted2020/05/20 17:00

ISUのオンラインレッスンで宇野昌磨らと一緒に鍛え、楽しむ!<Number Web> photograph by Asami Enomoto

オンラインレッスン『KEEP TRAINING!』に参加しているランビエルコーチ(左)と宇野昌磨(写真は2019年全日本選手権でのもの)。

2回目のトレーニングには宇野昌磨も参加。

 4名の名コーチによるレッスンは、興味深い内容ばかり。頭では理解していても、どうやったら出来るようになるのか分からなかった身体の使い方について、具体的なトレーニングを示してくれる貴重な60分だった。

 続いて参加したのは、ランビエルによる2回目のトレーニング。この回は、前回のメンバーに加えて宇野昌磨も参加。世界選手権がキャンセルになった後、宇野が元気に過ごしている様子もうかがえるトレーニングだった。

 ランビエルは「ハーイ、世界中のみなさん、おはよう、こんにちは、こんばんは」と挨拶。「日本の昌磨、高志郎、元気ですか?」と、全参加者に話しかけてから、トレーニングが始まった。

宇野は床にうっ伏して、荒い息を繰り返した。

 1回目と同様に、体幹、下半身、上半身をバランスよく鍛えていく。身体中の眠っていた筋肉が刺激され、複雑な動きを繰り返しながらジワジワと筋力がついていく内容だ。

 途中、ランビエルが宇野に向かって日本語で「ハーイ、ショウマ君、大丈夫ですか?」と声をかけると、宇野が「ハーイ、大丈夫!」と返答。そこからは、宇野が見本役になって、レッスンの動きをリードした。

 淡々とした表情でブレのない動きを披露し、「さすが」と思わせる場面も。しかし50分が経過し、吸水タイムになった瞬間、宇野は床にうっ伏して、荒い息を繰り返した。いかに手を抜かず、体力を使い切っているのかが伝わってくる。島田も汗ぐっしょりで座りこみ、勢いよく水を飲んでいた。

 ランビエルは「今日のトレーニングは、筋力の強度アップに集中しました。実際には、早い動きと、パワーのある動きを融合することが大切ですが、今日はそのうち筋肉の伸縮性を高めるトレーニングでした」と話した。そして「世界中のみなさんと一緒の時間を共有できてとても楽しかったです」と締めた。

【次ページ】 3日間、歩くことも出来ないほどの筋肉痛に。

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宇野昌磨
島田高志郎
ステファン・ランビエル
佐藤有香
オンドレイ・ホタレック
デニス・バシリエフス
タチアナ・ボロソジャル
マキシム・トランコフ
アリョーナ・サフチェンコ

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