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プロ野球、コロナ禍でチアリーダーや
ビールの売り子はどう過ごしている?

posted2020/05/15 19:00

 
プロ野球、コロナ禍でチアリーダーやビールの売り子はどう過ごしている?<Number Web> photograph by YOKOHAMA DeNA BAYSTARS,Sena Maeda

「diana」のキャプテンFukaさん(左)と東京ドームや神宮球場でビールの売り子をしている前田星奈さん。

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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YOKOHAMA DeNA BAYSTARS,Sena Maeda

 新型コロナウイルスの感染拡大で止まっていたプロ野球がいよいよ動き出す。

 5月11日に行われた12球団代表者会議では「来月(6月)の半ばから下旬のどこかで開幕を目指そうと12球団で一致している」(斉藤惇コミッショナー)と、最短で6月19日開幕を目指して各球団が準備をスタートすることを決定。

 同時に開幕に備えて選手やスタッフ、関係者の安全を守りながら野球を行うためのガイドライン作製にも本格的に着手することとなった。

 3月20日の開幕予定から約3カ月遅れの球春到来に向けて、チームは粛々と準備を進めることになるが、同時にこの3カ月遅れの春を持ち望んでいる女性たちがいる。

ダンスのオンラインレッスンを受講。

「4月1日に最後の全体練習をしてから、その後はそれぞれ自宅待機で自主練習が続いています」

 こう語るのは横浜DeNAベイスターズのオフィシャルパフォーマンスチーム「diana」のキャプテンFukaさん(本名非公開)だ。

 通常なら今頃は主催試合のある日は横浜スタジアムに通って試合を盛り上げるダンスや様々なパフォーマンスを行っているところだが、いまはそれぞれ自宅待機をしながら、グループワークで自主練習を行なっている。

「基本的には毎日、担当メンバーがその日に踊る5曲を選んでダンスの練習をします。気を付けるところとかをメンバーで共有しながら踊って、ビジュアル、スタイルの研究と共に体力や筋力の維持、ダンススキルの向上維持、体調管理をしています。

 私個人では午前中に課題の5曲を踊った後に、イレギュラーですがダンスのオンラインレッスンを受講して、元々好きだったダンスの先生や海外の先生のレッスンなども受けています」

【次ページ】 「ベイスターズについて学ぶ」ということも課題に。

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