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Kリーグがついに開幕も……。
Jリーグは何を学ぶべきか?
posted2020/05/11 20:00
text by
吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki
photograph by
Getty Images
韓国のKリーグが、5月8日から10日の週末にかけて開幕した。本来は2月の最終週に開催予定だったものが、新型コロナ禍により2カ月あまり遅れで開催されたのだ。
都度ではあるが先に「再開日程」を発表してきた日本よりも早い試合開催となった。また世界のプロリーグのなかでは、結果的にかなりの早期開始となった。4月24日に無観客での開幕を発表し、29日に一部が短縮された日程が発表になったが、この間にコンテンツが枯渇する世界36カ国にKリーグの放映権が売れたのだという。
・3月の時点で販売されていた国
中国、マカオ、香港、クロアチア、ボスニア、セルビア、スロベニア、モンテネグロ、マケドニア、コソボ。
・4月29日のリーグ日程発表後に販売された国
ドイツ、スイス、オーストリア、オーストラリア、インド、マレーシア、イスラエル。
・5月8日の開幕前に販売した国
イギリス、ロシア、ウクライナ、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、モルドバ、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、パキスタン、アフガニスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータン、モルディブ。
また開催時のマニュアルは、欧州の各リーグに共有されることも決まっている。
そこには防疫方法のほか、「全日程の何%までが消化されればリーグが成立するか」といった点などが記されているという。
なぜ韓国で早期開催が可能だったのか。
選手からひとりも新型コロナの陽性反応が出なかったからだ。そしてチームが一時解散することなくトレーニングを続けていたことも理由の1つだ。