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早すぎたリオ五輪の日本人対決。
今も続く奥原希望と山口茜の物語。 

text by

石井宏美

石井宏美Hiromi Ishii

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photograph byShinya Mano/JMPA

posted2020/04/12 20:00

早すぎたリオ五輪の日本人対決。今も続く奥原希望と山口茜の物語。<Number Web> photograph by Shinya Mano/JMPA

リオ五輪女子シングルス準々決勝で対戦した奥原と山口。2人の戦いは今もまだ続いている。

次は金メダルを懸けた戦いを。

 リオ五輪から3年8カ月――。その間に、2人はともに世界ランキング1位を経験し、奥原は2017年の世界選手権で優勝、2019年は銀メダルを獲得。一方の山口も2018年の世界選手権で銅メダルを獲得と、世界の世界最高峰で活躍を続けてきた。

 2人の国際大会での直接対決は奥原11勝、山口8勝と奥原がリードしているが、リオ五輪での敗戦後に限っていえば、山口が8勝5敗と先行している。ただ、先に五輪でメダルを手にしたのも、そして世界選手権の頂点に立ったのも奥原だ。山口はその背中を追い続けて来た。果たして、この先の2人はどんな物語を紡いでいくのか――。

 延期となった東京五輪では頂点をかけて対決するシーンも現実味を帯びてきた。今度こそ金メダルをかけた戦いを。奥原、山口だけでなく、日本中のファンがそう望んでいる。

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