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「機械説」も出た正確なシューター。
三河・金丸晃輔、3Pと五輪への思い。

posted2020/03/27 19:00

 
「機械説」も出た正確なシューター。三河・金丸晃輔、3Pと五輪への思い。<Number Web> photograph by (c)B.LEAGUE

3月15日の横浜戦で、リーグ最多成功記録タイの11本の3Pを決めた三河・金丸。

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石川歩

石川歩Ayumi Ishikawa

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 3月15日、シーホース三河のホームに、横浜ビー・コルセアーズをむかえたBリーグ第28節GAME2。前半で最大13点のリードを許した三河は、41-50の9点ビハインドまで点差を縮めて前半を折り返した。

 後半スタートから2分41秒で、金丸晃輔が3ポイントを決めて49-54にする。その38秒後にも金丸が体勢を崩しながら3ポイントシュートをねじ込み、2点差に追い上げたところで横浜がタイムアウト。

 タイムアウト明け直後、金丸がその日7本目の3ポイントを決めて26点目をあげると、三河のスタッフの動きが慌ただしくなった。リーグの1試合3P成功記録は? 最多得点記録は? 記録更新を想定した、情報発信の準備がはじまった。

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 今日の金丸は記録を出しそうだ……自分自身と戦っているような鬼気迫る金丸のプレーは、そんな期待を抱かせた。

 新型コロナウイルスの影響により試合は無観客で行われたが、横浜の執拗なディフェンスの隙をぬってシュートを打ち続ける金丸の圧倒的な集中力は、画面越しでも十分に伝わっていただろう。

「全てシュートを打つと決めていました」

「ボールがきたら、全てシュートを打つと決めていました。1試合を通して、全て打つという高い意識とモチベーションを保ち続ければ、迷いのないシュートが打てる。

 そういうシュートは、ボールをもらう前から自分のシュートなんです。横浜戦は40分間それを保っていたし、前の宇都宮戦からその意識は継続していました」

 2月17日、FIBAアジアカップ予選のためリーグが中断する直前の宇都宮戦で、金丸は打った7本すべての3ポイントを決める驚異的なパフォーマンスをみせている。

 この時期、金丸のなかで何かが変わっていた。それは何か? 今回のインタビューから、その輪郭が見えてきた。

 話は、2月10日の日本代表合宿にさかのぼる。

【次ページ】 「代表合宿は、シュートだけでは通用しない場所」

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