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石川祐希が、実は最近気づいたこと。
「“あ、もう24歳なのか”ぐらい」
text by
石井宏美Hiromi Ishii
photograph byItaru Chiba
posted2019/12/29 19:00
石川祐希は世界最高峰のセリエAでも引く手あまたである。彼が日本代表にもたらすものはとてつもなく大きい。
気づけば24歳「時間が早い」。
2019年12月11日。石川は今年もまたイタリアで誕生日を迎えた。19歳で鮮烈なW杯デビューを飾った彼も、20台半ばにさしかかる。
「こういうチームに行きたいとか、こういうところでプレーしたいということを考えていたので、年齢に対するイメージっていうのはあまりないんですよね。“あ、もう24歳なのか”ぐらいで(笑)。
ただ、大学を卒業して2年目。この1年はこれまで以上に時間が過ぎるのが早いなと感じました。とくに今は1年の半分をイタリアで、残りの半分を代表で過ごしていますから、本当に早かった。充実した生活を送ることができているから、そう感じたのかもしれません。
きっと24歳の1年もあっという間に終わっちゃうと思いますね。だからこそ、これから年齢を重ねるなかでいかに明確にプランニングするべきかということをよく考えているんです」
プロ2シーズン目を終えたとき、石川はネクストステージをどう思い描いているのだろうか。
自分自身とじっくりと向き合え、答えを見つけ、そしてきっとまたあらたな自分と出会っているに違いない。
12月26日のNumber993・994号「桜の告白」には、イタリア・パドバで行った石川祐希選手のインタビュー「僕がイタリアで戦う意味」が掲載されています。プロ2シーズン目、そしてイタリア、セリエA5シーズン目に挑む日本のエースが世界と対峙し続ける理由や、自身が描く未来について語っています。