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中国に2-1、若い代表が得た勝利。
五輪への経験と優勝の二兎を追え。 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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posted2019/12/11 11:50

中国に2-1、若い代表が得た勝利。五輪への経験と優勝の二兎を追え。<Number Web> photograph by Getty Images

東京五輪のエース候補である上田綺世は1トップに抜擢されたがシュートを放つことはできなかった。あと2試合、修正した姿が見たい。

安全なプレーは経験にもならない。

 そう考えると、日本はもっとアグレッシブにプレーできたはずだが、攻撃にブレーキをかけるような横パスやバックパスが散見された。ふたつのゴールシーンを除くと、得点機はほとんど作れていない。

 ポストワークに奮闘した上田は、1本のシュートも打っていない。1トップにシュートチャンスが巡ってこないのは、チーム全体の問題としてとらえるべきである。

 ミスを避けるためのセーフティなプレーは、経験を磨くことにはつながらない。自信を膨らませることにもならない。難しい試合になるのは分かっていたが、それでも選手にできること、やらなければならないことはあるのだ。

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森保一
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