草茂みベースボールの道白しBACK NUMBER
プレミア12から五輪24名を大予想!
最大の論点は「DH」と「神足」。
text by
小西斗真Toma Konishi
photograph byNanae Suzuki
posted2019/11/21 11:40
プレミア12で世界一を奪回した侍ジャパン。東京五輪の24名はどんな顔ぶれになっているだろうか。
代打・丸か、代走・周東か。
甲斐拓也(ソフトバンク)
キャノンが控えていればベンチは安心。エースの千賀のお化けフォークを止められるのは甲斐だけかも。
源田壮亮(西武)
坂本に何かがあったとき、遊撃が専門の源田は不可欠。
外崎修汰(西武)
内外野をこなせる上に、打撃もハイレベル。
周東佑京(ソフトバンク)
激論必至。おそらく賛否が最も分かれるはず。驚異的なスピードは十分に証明されたが、控え野手4人の枠に入れるべきかどうか。例えば劣勢の終盤、無安打の岡本に打席が回ってきた。そのときに「代打・丸」を出したいか。それとも安打や四球で一塁に出た岡本に「代走・周東」を出したいか。内外野守れる点も考慮して選んだ。
コーチの人選も大きなカギを握る。
実は人選を迫られるのは選手だけではない。五輪野球ではコーチ登録は3人となる。
投手コーチ、一・三塁のベースコーチ、ベンチで作戦をサポートするコーチ、ブルペンコーチ。この5人から2枠はあきらめねばならない。ブルペン捕手も1人しか認められず、何も手を打たなければリリーフを2人同時に準備させることはできない。稲葉監督は野手だから、投手コーチは外せない。野手系4人のうちどこを選ぶか。過去の五輪の経験を踏まえ、チームとしての戦略が問われる部分である。