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サンロッカーズ渋谷が開幕5連勝。
全員が走り続ける新スタイル。
text by
青木美帆Miho Awokie
photograph byB.LEAGUE
posted2019/10/25 11:40
今季の新戦力の1人、セバスチャン・サイズ。今季初戦の千葉ジェッツ戦では20得点16リバウンド4ブロックと存在感を見せた。
東地区4位にとどまるつもりはない。
過去3シーズンの渋谷とは、明らかに違う風が吹き始めている。しかし、生え抜きのベンドラメは、まだチームの現在位置はわからないと言う。
「開幕で千葉に2連勝できたのは自信になったし、他のチームから警戒されるようなチームになってきているとは思います。でも、これから上位チームを倒していかないと、結局また東地区4位にとどまることになってしまう。
まだ6試合しかしていません。やれる手ごたえはもちろんあるけれど、勝つチーム、強いチームにならなければという意識のほうが強いです」
渋谷は昨季、宇都宮、アルバルク東京、千葉と6試合戦い、そのすべてで敗れている。先の宇都宮戦も善戦したとは言え、白星は挙げられなかった。ベンドラメが慎重になるのも当然だろう。
10月26・27日、渋谷はホームで中地区1位の川崎ブレイブサンダースを迎える。渋谷と同様に新体制が機能し、上位進出をもくろむ川崎を相手にどのような戦いができるか。シーズン序盤戦の大きな試金石となりそうだ。