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秋の天皇賞、GI馬こぞって参戦も、
ルメール&アーモンドアイの1強か。 

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平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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photograph bySatoshi Hiramatsu

posted2019/10/25 18:00

秋の天皇賞、GI馬こぞって参戦も、ルメール&アーモンドアイの1強か。<Number Web> photograph by Satoshi Hiramatsu

昨秋のジャパンカップを2400m世界レコードで制したアーモンドアイは、GI6勝目を狙う。

安田記念以来のぶっつけも心配無用。

 当初は凱旋門賞(フランス、GI)への挑戦も噂された同馬だが、この秋の目標を天皇賞(秋)に定めると「今後の事はまだ考えず、まずはここに照準を合わせ」(国枝師)仕上げてきた。

 6月初旬の安田記念以来、5カ月弱ぶりのぶっつけでの出走になるが、昔と違い放牧先の牧場でもしっかりと調教を課せられる現在は、休み明けでのGI挑戦も珍しい事ではない。実際にそれで実績を残している馬も沢山いるので、その点は心配無用だろう。

 となると、昨年のジャパンCのパフォーマンスなどを思い起こす限り、サートゥルナーリアが相手でも最も栄冠に近い存在だと思えるのだが、果たしてどうだろうか……。

ルメール「彼女の能力は本当に高い」

 国枝師は昨年のこの年度代表馬について、再三、次のような事を言っている。

「このくらい抜けたレベルの馬になると、細かい事をこちらが心配する必要がないくらい、何でもこなしてくれます。少々の難題や条件はこなしてくれると思いますよ」

 中間、美浦トレセンまで出向いてアーモンドアイの調教に騎乗したC・ルメール騎手はその感触を次のように教えてくれた。

「リラックスしていて凄く良かったです。彼女の能力は本当に高いです」

 圧勝した前走でも皐月賞を勝った時もサートゥルナーリアに騎乗していた彼が、アーモンドアイをべた褒めしてそう言う。2強対決と目されている雰囲気があるが、終わってみれば“1強”だったという結果が待っている可能性もあるのではないか……。

 鞍上の自信に満ちた受け答えを見ていると、そんなふうにも感じてしまうのだった。

 天皇賞(秋)は27日の午後にゲートが開く。いずれにしても過去に数々演じられてきた名勝負に劣らぬ素晴らしいレースが見られる事を期待したい。

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アーモンドアイ
クリストフ・ルメール
サートゥルナーリア

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