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明大・森下暢仁が過ごした4年間。
注目右腕がドラフト前の心境を独白。 

text by

永田遼太郎

永田遼太郎Ryotaro Nagata

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photograph byRyotaro Nagata

posted2019/10/16 11:50

明大・森下暢仁が過ごした4年間。注目右腕がドラフト前の心境を独白。<Number Web> photograph by Ryotaro Nagata

大学4年間でひと回りも、ふた回りも成長した森下暢仁。どのユニホームに袖を通すのか。

「1年目から活躍して、みんなの刺激に」

 そして迎える運命の日。10月17日のプロ野球ドラフト会議。

 森下は直前の心境をこう話した。

「その日に自分の進路が決まるので、どこの球団に行くかというところで結構不安なところはあります。すごく心配しているわけではないけど、どうなるんだろうと」

 調査書は11球団から届いているという。各球団とも最上級の評価を示しており、1巡目指名はほぼ確実。プロでも1年目から即戦力として活躍が期待される。

 森下はプロでの自分の姿を思い描き、こんな思いも口にする。

「同級生ではプロで活躍している選手がまだ本当に少ない。その中に自分が入って1年目から活躍して、みんなの刺激になればいい。逆にみんなから刺激をもらうこともあると思うので、その面ではいい関係でありたいなと思っています」

 かつて侍ジャパンU-18代表で一緒だった小笠原慎之介、成田翔、平沢大河、オコエ瑠偉らがプロで待っている。彼らと同じ舞台に立ち、活躍する自分の姿を想像して、森下は目をキラキラと輝かせていた。

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