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涙のU-20W杯を経てJ2山口で修行。
川崎の星・宮代大聖は刺激を求めた。 

text by

林遼平

林遼平Ryohei Hayashi

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photograph byJ.LEAGUE

posted2019/08/10 08:30

涙のU-20W杯を経てJ2山口で修行。川崎の星・宮代大聖は刺激を求めた。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

レノファ山口はステップアップの場として注目を集めつつあるクラブでもある。宮代大聖もその1人となれるか。

「やっぱり試合に出てなんぼの世界」

「U-20W杯の舞台に立てて自分も成長できたと思ったとともに、やっぱり悔しい思いもしている。今回の経験を忘れずに、試合の強度の高い中でやれていたことを忘れないで練習にも取り組んでいるつもり」と語っていたように、日々いろいろなことを学べるレベルの高い環境でさらなる成長のためにトレーニングを続けていたのである。

 ただ、一方で世界の舞台での経験が試合に出場することへの欲を高めていた。

「やっぱり試合に出てなんぼの世界だなと。結果が出ないと試合には出られない。すごい選手たちがたくさんいるけど、その中でもポジションを取っていかないといけないし、試合の強度みたいなものは出ないとわからないところがある。だからこそ、試合に出ることが一番大事かなと思っている」

レノファで出ることが成長に繋がる。

 川崎フロンターレには2017年のJ1得点王である小林悠、元ブラジル代表のレアンドロ・ダミアン、成長著しい知念慶といった豪華な前線が揃っていた。そこで4番手の状況に甘んじていた宮代はなかなか出番が訪れない状況が続いており、天皇杯でもベンチには入ったが出場機会を得ることはできなかった。

 だからこそいま一度自分の状況を整理し、自分の成長のために何が一番近道なのかを考えた。

 そして迎えた7月中旬。宮代は1つの決断を下した。

 ジュニアユース時代から過ごしたチームを離れ、長らく技術委員として日本代表を支えてきた霜田正浩監督が現在指揮を執るJ2のレノファ山口に期限付き移籍することを決めたのだ。

「今後の半年を考えた時に、フロンターレでチャレンジする思いもありましたけど、やっぱり試合に出ることが自分の成長に繋がると感じた。その中で、自分の良さをもう1個、2個引き出してくれるようなチームがレノファだった。だから迷わずに決断しました」

【次ページ】 アシストはしたが満足感はない。

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