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牝馬特有の脚ではなく「力ずく」。
歴史を塗り替えたリスグラシュー。
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2019/06/28 07:30
リスグラシューの父・ハーツクライはドバイレース(GI)を制すなど、海外でも実績を残した名馬だ。
海外に強いハーツクライ産駒。
ちなみに、リスグラシューの父はハーツクライ。'05年の有馬記念で史上最強と言われたディープインパクトに初めて土をつけたこの馬は、翌'06年、ドバイでドバイシーマクラシックを優勝すると、イギリスのキングジョージVI世&クイーンエリザベスS(GI)でも僅差の3着に好走。
種牡馬となった後には、産駒のジャスタウェイがドバイのドバイデューティーフリー(GI、'14年、現ドバイターフ)を、アドマイヤラクティがオーストラリアのコーフィールドC(GI、'14年)を、ヌーヴォレコルトがアメリカのレッドカーペットG(GIII、'16年)を勝った他、スワーヴリチャードやシュヴァルグランらも海外で好走。海外遠征で良績を残す種牡馬となっている。
そういえば、前述したスイープトウショウが宝塚記念を勝った時、2着だったのがこのハーツクライだった。