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コパ・アメリカ、U-20W杯の裏で……。
“五輪のエース”小川航基が燃やす闘志。 

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望月文夫

望月文夫Fumio Mochizuki

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photograph byGetty Images

posted2019/06/05 11:45

コパ・アメリカ、U-20W杯の裏で……。“五輪のエース”小川航基が燃やす闘志。<Number Web> photograph by Getty Images

大ケガを克服し、東京五輪へ生き残りを誓う磐田FW小川航基。

「東京五輪のエース」が抱く危機感。

 こうして徐々に復調の兆しを見せてきた小川だが、今年3月に行われた「AFC U-23選手権タイ2020予選」のU-22日本代表メンバーには招集されなかった。前年のトゥーロン国際大会には招集され、2試合に出場。同年11月のドバイカップでは3戦出場で3得点を挙げたものの、年下の選手たちの台頭もあり、危機感を持つなかでの代表落選だった。

「実力がわかっている選手は呼ばなかったんだ」という周囲の声にも、小川は厳しい表情を崩さなかった。

 そうして迎えた今年のトゥーロン国際は、自身にとって特別な大会になることは間違いない。

 というのも、カテゴリーを飛び越えてフル代表入りした18歳の久保建英ら、成長著しい年下の世代も確実に東京五輪候補となるからだ。ここまで地元メディアを中心に報道されてきた「東京五輪エース候補」という肩書きにも、さらなる危機感をもっている。

 小川は「まずは前回のU-22代表に選ばれなかった悔しさを晴らしたい」としつつ、五輪出場にも「トゥーロンでの活躍を多くの人が見てくれれば、来年の大きな目標にも近づいていけると思う」と、生き残りへ闘志を見せた。

大ケガを経て「確実に成長したと思う」

 磐田への加入から3年少々、ここまでの結果に、自身も周囲も活躍したという思いはない。

 2年前のU-20W杯での大ケガによる離脱もあったが、「復帰当初は違和感があったけど、今はケガ前の状態に戻ってきた」と完全復活を強調。そして厳しいリハビリなどを経て、「精神的なところは間違いなく強くなった。技術的にも未熟なところがあったけど、確実に成長したと思う」と力強く話す。

 トゥーロン国際を経て、来年の東京五輪の真のエースに、再び、名乗りを上げる。

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