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飯伏幸太が新日本に決意の再入団。
ベルトを巡る内藤哲也との奇妙な関係。
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2019/04/25 17:30
新日本に骨を埋める覚悟を決めた飯伏幸太。MSGで内藤から奪ったIWGPインターコンチのベルトと共に。
飯伏「棚橋さんと中邑さんは神」
「ボクの中に2人、神がいます。棚橋さんと中邑(真輔)さん。これは今でも変わらないし、いつになっても変わらないと思います」
その「神」が巻いてきたインターコンチのベルトだから、飯伏は大事に考えている。その対戦相手が、同じ歳の内藤哲也。
「ボクの中ではライバルだと勝手に思っています」
ふたつのベルトを巻くと宣言!
飯伏だって、新日本に来た以上はIWGPヘビーという看板タイトルは欲しいはずだ。ほしくないと言ったらウソになる。だが、あえて今はインターコンチに専念するというスタンスなのだろう。
一方の内藤はこうだ。1月4日の東京ドームで「インターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座を同時に取りたい」と言った。
「あの時の言葉、ウソじゃないから。本気でそう思ったからこそ言ったわけでね、軽い気持ちで言った言葉じゃないんだよ。オレの思いは変わらない。インターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座を同時に保持する。オレは、それを狙っていますよ」
内藤がその言葉を現実にするためには、まずインターコンチを巻く必要がある。