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飯伏幸太が新日本に決意の再入団。
ベルトを巡る内藤哲也との奇妙な関係。
text by

原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2019/04/25 17:30

新日本に骨を埋める覚悟を決めた飯伏幸太。MSGで内藤から奪ったIWGPインターコンチのベルトと共に。
もしかすると新たな「名勝負数え歌」に。
内藤は飯伏との戦いに「学生の頃のプロレスごっこ」を感じるという。
プロが見せる「プロレスごっこ」は楽しさや面白さや新たな発見があって、また当人たちも戦ってみたくなってしまう魔法のようなものなのだろう
それが、内藤が再戦を嫌いながらも、自ら再戦へと誘われてしまう状況を作り出している。
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「また、飯伏とプロレスごっこがやりたくなったから」というのが本当の理由なのに、いろいろと正当性のある言葉を並べて、また、戦うのだ。
まるで相思相愛。
再戦に次ぐ再戦。
それは「名勝負数え歌」のようにさらに数字を重ねることになるのかもしれない。

