卓球PRESSBACK NUMBER
あの人も……「実は、卓球が趣味です」。
カミングアウトブーム到来のワケ。
text by
大塚沙央里(Rallys編集部)Saori Otsuka
photograph byRallys
posted2019/04/19 10:00
今回インタビューに応じてくださった尾崎博志社長と徳田あず美さん。日常生活に卓球ライフがしっかり染み込んでいる2人である。
卓球好き有名人も続々登場!
TVの向こうの芸能人が「実は卓球経験者です」と公言するケースも増えている。
落語家の三遊亭小遊三師匠、フリーアナウンサーの福澤朗さん、元AKB48の梅田彩佳さん、お笑い芸人の猫ひろしさんや横澤夏子さん、元プロボクサーの長谷川穂積氏などが、卓球好きを公言し大会やイベントにも出ている。
他にも、若手人気俳優がバラエティ番組でマイラケットを紹介するなど、昔では考えられなかった卓球好きカミングアウトが相次いでいる。
巷でも、会社で卓球の話が出た時に、急に元卓球部であることをオープンにし話題に入ってくる上司や、飲み会や接待の2次会で卓球バーを利用するケースが増えているという。
最後に、一風変わった“有名税”とも言えそうな卓球カミングアウトストーリーに出会ったのでご紹介する。大手アパレルメーカー、「株式会社ボブソンホールディングス」代表取締役の尾崎博志さんだ。ボブソンは、Tリーグ岡山リベッツのスポンサー企業としても知られる。
卓球場でのカミングアウトがまさかの展開に。
――尾崎さんはTリーグ・岡山リベッツのスポンサー企業の社長としてTVに出る機会も多いですよね。ご自身が卓球愛好家であることは、どんな風にカミングアウトされたんですか?
「私の場合は、もともと卓球場に通っていて、そこの人たちは私のことを卓球好きだと知ってたんですが、むしろ私の『本職』を知らない状況で(笑)」
――と、いいますと?
「Tリーグが始まって、 TVに出てるのを見た人から『尾崎さんボブソンの社長やったん?』って、そっちに驚かれることが多くなったんです」
――あっ……なるほど! 見えてきました。
「それまではただの“卓球おじさん”で通ってたわけですよ、町内や色んな所で。それが、『尾崎さんテレビ出とったな』って言われるようになりまして。人生が少し騒がしくなったなと、そんな感じかもしれません」
――今回ほんとは、「卓球ファン」をカミングアウトしたらどんな反応だった? みたいなテーマだったんですけど(笑)、尾崎さんの場合は、「本職」をカミングアウトすることになってしまって驚かれた、と。実はボブソンの社長だったって。
「そんな感じなんです、周囲の反応(笑)」