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あの人も……「実は、卓球が趣味です」。
カミングアウトブーム到来のワケ。 

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大塚沙央里(Rallys編集部)

大塚沙央里(Rallys編集部)Saori Otsuka

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posted2019/04/19 10:00

あの人も……「実は、卓球が趣味です」。カミングアウトブーム到来のワケ。<Number Web> photograph by Rallys

今回インタビューに応じてくださった尾崎博志社長と徳田あず美さん。日常生活に卓球ライフがしっかり染み込んでいる2人である。

地域の“卓球おじさん”だったのに……。

――逆に、今までお仕事については何て言ってたんですか?

「いや、何も言わないし(笑)。岡山の小学校の体育館3つくらい掛け持ちして、月曜日はここ、水曜日はここ、金曜日はここって卓球しに行ってる訳ですよ。私くらいの年齢から若い人まで色々いる中に行って、少しやるおっちゃんですわ(笑)。

 チームで飲みに行ったりもするけど、私はほとんど参加しなくて。休みのときは家におるタイプで、個人で好きなことをしてるから。

 だから、尾崎さんは飲み会に呼んでもあんまり来ないなとか、でも卓球は一生懸命やってて色んなとこ行ってるなーくらいの感じだったと思います」

――練習中に「平日は何されてるんですか?」とか聞かれたら?

「『サラリーマンしてますよ』っていつも言ってます。私らの年齢の割に、まだ現役でやってるんですわって」

――そんな風だったら、そりゃあ本職を知ったら驚きますよ。今は、“卓球おじさん”とボブソンの社長、両方の顔で活動されている、と。

「そう。両方の顔で見られるからね、実はちょっとジレンマもあって。あんまり変なことできないし、忙しくなって練習する時間がだんだん無くなって。仕事が半分入ってきたから純粋に楽しめなくなる、とか。もう本当に地域の“卓球おじさん”だったのに、色んな人から話しかけられるようになってしまった(笑)」

 尾崎さんの場合は、地域の“卓球おじさん”だったのがいきなりテレビで岡山リベッツにスポンサーしている“ボブソンの社長”と判明してザワついた、という、言うなれば「逆カミングアウト」ストーリーでしたね。

 卓球愛好家の数だけ卓球をカミングアウトする瞬間がある――。

 あなたの周りにも「実は、元卓球部です」と言いたがっている人がいるかもしれない。

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