卓球PRESSBACK NUMBER
あの人も……「実は、卓球が趣味です」。
カミングアウトブーム到来のワケ。
text by
大塚沙央里(Rallys編集部)Saori Otsuka
photograph byRallys
posted2019/04/19 10:00
今回インタビューに応じてくださった尾崎博志社長と徳田あず美さん。日常生活に卓球ライフがしっかり染み込んでいる2人である。
代表選手の“強さ”と“ブーム”の関係。
――卓球を始めてどのくらい経つんでしたっけ?
「始めたのは3年前です。ちょうど水谷選手がオリンピックで(シングルスでの)日本人初メダルを獲得した年ですよね?
なぜ印象に残っているかというと、いつも使っている近所の卓球場がすごく混んだ時期だったんです。スター選手が現れると、やっぱり卓球の人気も上がるのかなって、その時を振り返って思います」
――やっぱり卓球ブーム、来てるんですかね?
「そうですね。卓球ブーム、感じますね。この3年間、卓球場に集まる人の波を見ているので。
あとは、私たちは30代後半なので健康とか体力づくりの話題がどこでも多くて、そういう場では、普通に『最近卓球始めたんだけど』みたいなことを話しやすいんですよね」
卓球カフェや卓球バーが続々と。
――健康に関する話題から卓球、面白いです。今の若い方たちにとってはどうなんでしょうかね?
「私が中高生のときに世間が卓球に抱いていたイメージよりも、今の卓球はおしゃれになってる気がしますよね。卓球カフェやバーができたり、SNSで情報に触れる機会も増えています」
――たしかに、人気になりすぎて、練習場が取り合いだったり、部活で台が足りなくてボールが打てないという話も聞いたことがあります。
「一昔前のテニスブーム状態に近いかもしれないですね。テニスも大坂なおみ選手の活躍があって今また盛り上がっていますし、どのスポーツでも日本勢が強くなることの影響は大きいかもしれないですね。私は学生の頃、愛ちゃんくらいしか知らなかったのが、今は本当にたくさんの有名選手が現れて、卓球人気を盛り上げてくれていますから」