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バスケ&ラグビーW杯でどう勝つか。
田中大貴×姫野和樹が対談で激白。
text by
青木美帆Miho Awokie
photograph byKiichi Matsumoto
posted2019/04/11 08:00
対談当日の3月23日には、アルバルク東京の試合のハーフタイムショーに姫野が登場し3Pシュートを鮮やかに決めた。
バスケも八村、渡邊が出てきた。
姫野 バスケだと身長の差も大きいですよね。みんな、むちゃくちゃでかいですもん。
田中 海外には普通に210cmの選手とかいますからね。高さに対してはどうしようもないところがあるので、1人の選手を2人で守るとか、そういうプラスアルファの動きが必要とされています。ただ、日本にも八村塁や渡邊雄太というアメリカで活躍する長身選手が出てきているし、210cmのニック・ファジーカスという選手が帰化して代表に加わりました。身長の差は徐々になくなってきてはいますね。
姫野 アメリカとか、やっぱりすごい強いんですか……?
田中 身長が高くて身体能力がえげつないのにスキルもある。
姫野 メンタルも。
田中 はい。間違いなく世界で一番強い国です。
姫野 そんなチームとW杯の予選ラウンドで同じ組に入ったんですよね。
田中 そうなんです。
姫野 いいバトンタッチができることを楽しみにしています。
南アフリカ戦のような感動を。
――ワールドカップに向けての抱負と、お互いへのエールをお願いします。
田中 ラグビー代表が南アフリカに勝った試合は、自分もテレビで見ていてすごく勇気をもらいました。
姫野 僕も見ていました。めっちゃすごかったですよね。日本人には素晴らしい可能性があるって思いました。
田中 本当にそうですよね。さっきもお話ししたように、僕はラグビーは日本人にとって不利なスポーツだと思っていたので、南アフリカ戦を見て「自分も日本中に勇気や感動を与えられるようなプレーを見せたいな」って思いました。
バスケはずっとワールドカップやオリンピックに出られない時代が続いていたので、今回のワールドカップ出場は僕自身モチベーションがすごく高いですし、楽しみで仕方がありません。僕たちの試合を見た子どもたちに「バスケット選手になろう」と思ってもらえるよう、日本国内でもっともっとバスケを盛り上げていけるような戦いを見せられたらと思います。
姫野 バスケにも絶対チャンスがあると思うので、本当にがんばってほしいです。