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バスケ&ラグビーW杯でどう勝つか。
田中大貴×姫野和樹が対談で激白。
posted2019/04/11 08:00
text by
青木美帆Miho Awokie
photograph by
Kiichi Matsumoto
今年の初秋、2つの競技の日本代表が世界を相手に戦うことをご存知だろうか。
8月末からバスケットボール男子が「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」を中国で戦い、9月からはラグビー男子が日本で開催される「ラグビーワールドカップ」に挑む。
バスケットもラグビーも諸外国との体格差が大きいことから、日本人が不利なスポーツの代表格として挙げられる存在だった。
しかしラグビーは2015年のワールドカップ南アフリカ戦でスポーツ史に残る番狂わせを演じ、バスケットも今年、「ドーハの歓喜」と称される大勝利を経て21年ぶりに自力でのワールドカップ出場を決めた。「日本のバスケやラグビーは海外では通用しない」という認識は、もはや過去のものになりつつあるのだ。
アルバルク東京の田中大貴と、トヨタ自動車ヴェルブリッツの姫野和樹。バスケットとラグビー、それぞれの日本代表でエース級の活躍を誇る2人が、間近に迫ったビッグチャレンジに向けて、率直な気持ちを語り合った。
先輩に対して敬語、使います?
姫野 初めまして。トヨタ自動車ヴェルブリッツの姫野です。今日はよろしくお願いします!
田中 アルバルク東京の田中大貴です。チームでは「ダイキ」と呼ばれています。上下関係がないので、年下からもガンガン呼び捨てにされています。
姫野 それはラグビーでも一緒です。僕も後輩からは「姫ちゃん」って呼ばれているし、先輩にも敬語を使いません。
田中 そうなんですか。僕は先輩に対してはバリバリ敬語使いますけど……。
姫野 えっ!!! ぼ、僕も使います……(笑)。
田中 ちなみにおいくつですか?
姫野 24歳です。
田中 キャプテンをやっているんですよね?
姫野 はい。加入1年目からやらせてもらっていて、3季目になります。
田中 ラグビーって若い人がキャプテンをやる文化があるわけじゃないんですよね? それはすごいですね……。