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マンUを再建しうる最高の観察眼。
スールシャール、母国での修行秘話。 

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ヨーナス・ヤーベル

ヨーナス・ヤーベルJonas Giaever

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photograph byGetty Images

posted2019/04/06 17:30

マンUを再建しうる最高の観察眼。スールシャール、母国での修行秘話。<Number Web> photograph by Getty Images

オールド・トラッフォードで指揮を執るスールシャール監督。ユナイテッド復権はかつてのスーパーサブに託された。

ボスはいまだにサー・アレックス。

 2018年シーズンも2位に終わったが、ローゼンボリとの勝ち点差は5に縮小。その直後に彼を暫定監督として招聘したユナイテッドのフロントは、きっと監督スールシャールの進歩を確認していたはずだ。それにしても、これほどまでにチームを好転させられると思っていたかどうか。

 スールシャールは選手と指導者として15年間を過ごしたユナイテッドを、「我が家」のように感じているという。しかし監督となった今も、ここでは自分はボスではないと主張する。

「(ファーガソンは)私にとって今もボスだ。ユナイテッドでボスといえば、サー・アレックスしかいない」と語っているように、スタッフたちに自分のことをそのようには呼ばせていない。

 赤い悪魔の伝統とスタイルを熟知する北欧出身の指導者が、イングランドきっての名門の復権を正式に託された。

(翻訳・構成/井川洋一)

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