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米女子ツアー7年目の上原彩子。
挑戦し続ける心に一切の迷い無し。 

text by

南しずか

南しずかShizuka Minami

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photograph byGetty Images

posted2019/04/03 08:00

米女子ツアー7年目の上原彩子。挑戦し続ける心に一切の迷い無し。<Number Web> photograph by Getty Images

米女子ツアー7年目に突入した上原彩子。なかなか優勝できないもどかしさの中でも、過酷と言われるツアーを楽しむ余裕は出てきている。

全部のクラブをかえたのは数年ぶり!

――試したクラブの数は?

「(アイアンは)2種類。去年の夏の分も含めれば3種類です。(地元の)沖縄でいつも練習させてもらってるコースがあり、そこでアイアンとパターとウェッジをテストしました。

 1月の(米国)パームスプリングスの合宿に持って行って調整を重ねました。ウッド系は今年発売されたので、2月中ばのオープンウィークにテストして、ダイキンオーキッドレディスから。ハイブリッドとウッドも全部かえました」

――全てのクラブをかえたのは何年ぶりでしょうか?

「うーん、も~本当に久しぶりだと思います。10年まではいかないとしても、5年は余裕で超えていると思います」

――全てかえることに怖さはありましたか?

「もちろんあります。ギアだけじゃなくて、ちょっとしたことでも新しいことをするというのは未知の世界なので、すごく勇気がいることです。ただ現状に満足して留まってしまっては、それ以上の成長を望めないので。

 もちろん失敗することもあるかもしれないですけど、変えることで得るものは大きいと思いますし、プロである以上、突き詰めていきたいなと」

米女子ゴルフ協会はホームステイまで用意。

――他に変えたことといえば、2、3年前からホームステイや大会側が提供する車を利用されるようになりました。

「ホームステイやトランスポーテーションに関しては、毎週利用してるわけではないので、大きな変化は無いですね。

(注:米女子ゴルフ協会は大会期間中にホームステイ・サービスを選手に提供している。選手が事前に申請すると、大会側と提携するトーナメント会場周辺の一般の家庭に無料で宿泊できる。同様に、車数に限りはあるが、選手は車も無料で利用できる)」

【次ページ】 自分からツアー生活に変化をつける。

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