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豊川雄太、ベルギー2年目の7ゴール。
「結果を残せば未来が開けるんです」 

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菊池康平

菊池康平Kohei Kikuchi

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photograph byKohei Kikuchi

posted2019/03/30 17:00

豊川雄太、ベルギー2年目の7ゴール。「結果を残せば未来が開けるんです」<Number Web> photograph by Kohei Kikuchi

オイペンで2シーズン目を迎えた豊川雄太。今季もチームの貴重な得点源となっている。

バルサに行った元チームメイト。

 筆者は昨年5月にオイペンvs.シント・トロイデンを取材した。豊川が点を取ったのとは対照的に、シント・トロイデンの冨安健洋には出場機会が訪れなかった。しかしその冨安は現在、日本代表で定位置を確保している。

「上がっていく選手はバーッと気づいたらA代表のスタメンにいるっていう選手もいますし、たぶんトミ(冨安)はそういうタイプなんでしょう。俺はそういうタイプではないので、トミのようにとは思わないですけど。トミはこれまでやってきた結果が出ていると思うので、俺は自分の中での課題をしっかり整理してやるだけです。若くもないので、結果を出してチームも個人も上がっていきたいんです」

 オイペンには冨安と同様、いやそれ以上に大きなステップアップを果たした選手がいる。豊川のチームメイトだったムサ・ワゲという選手は、あのバルセロナに移籍したのだ。

 ワゲはセネガル代表で、ロシアW杯での日本代表戦で得点を挙げたサイドバックである。そんなワゲについて話すと、自らの境遇に重ねながらこう語った。

「俺の家の上に住んでいたんですよ。今じゃバルセロナですからね。ヨーロッパは夢ありますよ! 本当に自分次第です。結果を残せば未来が開けるんです。日本ではこんなことはありませんよね。上に住んでたやつがバルセロナに旅行に行くことならあるかもしれないけど」

人生どうなるかわからない!

 間近でこのようなステップアップを見て、刺激を受けないはずがない。

「成長のスピードを上げていかないといけません。ワゲはオイペンでもベンチでしたからね。プレーオフで怪我人が出てワゲが出てきただけですから。人生どうなるかぜんぜんわからないですって! 毎日どれだけしっかり取り組めるかが勝負だと思っています」

 ベルギーリーグは3月30日からプレーオフ2の試合が始まる。豊川にとって大事な10試合だ。ここで得点を量産して、ワゲのように未来を切り開けるか。

 そして来年はどこの国で会えるのか? 楽しみで仕方ない。

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