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風間名古屋の新人・相馬勇紀を見よ。
台頭の秘密は早大での4年間にあり。
text by
森迫雄介Yusuke Morisako
photograph byHaruka Oyama
posted2019/03/26 11:15
165cmの体格ながら、その突破力は迫力十分。相馬勇紀を五輪世代で一度は見てみたい。
東京五輪への焦りはない。
早生まれの相馬は、1997年生まれ以降の世代が挑む東京五輪の出場資格を満たしている。当然東京五輪で活躍することは大きな目標の1つだが、まだ森保一監督率いるU-22日本代表の招集歴はない。
しかし相馬に焦る様子は全く見られなかった。
「今はそういう評価だと受け止めつつ、試合で活躍することが僕のやるべきこと。そうすれば呼ばざるを得ないし、(森保監督も)呼んでみたいと思うはずなので」
現状を冷静に把握しながら、大舞台への焦がれるような思いも隠そうとしない。クレバーかつ、野心家。大きな可能性を秘めた22歳が順調に歩を進めた先には、誰もが憧れるブルーのシャツが待っているはずだ。