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“マイアミ世代”田中コーチも期待。
磐田DF大南拓磨に芽生えた自覚。
text by

望月文夫Fumio Mochizuki
photograph byJ.LEAGUE
posted2019/03/25 16:30

第4節大分戦では退場処分となるも、着実に出場機会を増やす大南。東京五輪メンバー入りを目指し、アピールに邁進する。
課題の守備陣、若きDFに懸かる期待。
常に高みを目指す大南には、チームの期待も大きい。
一昨年はリーグ最少の年間30失点だったチームが、昨年は48失点と急増。残留はしたものの、屈辱のJ1参入プレーオフまで進んだ。シーズンで1点差の敗戦は6回もあり、1失点に泣いた1年でもあっただけに、より守備の重要性を感じることになった。
迎えた今季、昇格した松本をホームに迎えた開幕戦は1-1のドロー。アウェーでの第2節も広島にスコアレスドローと、勝つことはできなかったが2戦1失点と、決して悪い内容ではなかった。
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だが、迎えた第3節。相手は昇格したばかりの大分戦。大南は自身が絡んで先制点を許してしまう。さらに前半30分に振り切られそうになった相手選手を倒し、一発退場。
大粒の涙を流してロッカールームに消えた。
「チームを背負ってやっている。開幕から3試合連続して先発で起用してもらったのに、サポーターの信用を失ってしまったプレーが悔しくて、涙が止まらなかった」
サポーターの“声”で再認識できたもの。
それでもスタンドのサポーターは、ここまで体を張ってゴールを守ってきた若きDFに『大南コール』の大声援を送った。
それから数日後に発表されたU-22日本代表メンバーには、プロ初の退場劇に沈んだ大南の名前もあった。
「改めて、背負っているものが大きいことがわかった。自分もチームの中心選手にならないといけない。ジュビロサポーターのためにも、しっかりと結果を残したい」と、代表での活躍と定着を誓った。