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プレシーズン終了の各競技、平昌本番の活躍やいかに。~羽生、小平を筆頭に実は冬季勢が軒並み好調~
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byKYODO
posted2017/04/16 16:30
フリースタイルスキーの、女子ハーフパイプで優勝した小野塚はこの種目では男女を通じて日本勢初の金メダル。
羽生結弦と宇野昌磨のワンツーフィニッシュで沸いたフィギュアスケート世界選手権が幕を閉じ、平昌五輪プレシーズンに於ける冬季競技の世界選手権の大半が終了した(アイスホッケーなど一部競技を除く)。
今季の日本勢は軒並み好成績だった。五輪種目の結果を振り返ると、羽生以外にも、スピードスケート女子500mの小平奈緒、フリースタイルスキー男子モーグルの堀島行真、同女子ハーフパイプの小野塚彩那が優勝。ソチ五輪前年の世界選手権で五輪種目の金がゼロだったことを思えば、大成功と言える。
銀も多い。スピードスケート女子1000mの小平を筆頭に、同女子チームパシュート(高木美帆、押切美沙紀、高木菜那)、同女子マススタートの高木菜那、ノルディックスキー複合個人ラージヒル/10kmの渡部暁斗、同ジャンプ女子個人ノーマルヒルの伊藤有希に、スノーボード女子ハーフパイプの松本遥奈も続いた。また、銅メダルにはジャンプ女子個人ノーマルヒルの高梨沙羅、スノーボード女子スロープスタイルの鬼塚雅、スピードスケート女子1500mの髙木美帆、ショートトラック女子3000mリレー(伊藤亜由子、齋藤仁美、菊池純礼、渡邉碧)が滑り込み、表彰台に上がった。