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DeNAに問われる東克樹の左肘ケア。
昨季は濱口、今永が故障で出遅れ。
posted2019/02/21 07:30
text by
石塚隆Takashi Ishizuka
photograph by
Kyodo News
各球団のキャンプが進み、2019シーズンへの機運が高まっている昨今。
昨シーズン輝かしい活躍をしながらも実戦から離れ、ひとり黙々と自分と向き合っている選手がいる。
先発陣が苦しんだ昨季のDeNAにあって、ルーキーながら獅子奮迅の活躍で11勝を挙げ、新人王に輝いたサウスポーの東克樹。2年目となる今季はさらなる飛躍を期待されたが、現在は左肘の違和感により嘉手納野球場でリハビリに励んでいる。
「気持ちを押し殺してやっている」
東は静かに自分の置かれた状況を吐露する。その言葉には悔しさがにじんでいた。近日中にブルペンに入る予定だが、現状では開幕に間に合わない。東は「焦っても仕方がない」と言うが、その心中は複雑だろう。
話をする東の表情は硬かった。
東の左肘の違和感について球団から発表されたのは、キャンプのメンバーが公示された1月26日の前日だった。東は昨シーズン終盤から左肘に炎症があり、11月開催の日米野球の日本代表メンバーに選出されていたが、これを辞退。今回も同じ個所だという。
1月下旬の自主トレ期間中、東に話を聞く機会があった。この時期はまだ左肘に関する情報はオープンになっていなかったが、のちに東に確認するとすでに左肘に違和感があったのだという。話をする東の表情がやや硬かったのはそのせいだったのかもしれない。
東は昨シーズンを振り返り、気丈にも今季に向けて語ってくれた。
「昨シーズンは、あそこまでやれるとは自分でも思ってなかったんです。とにかくまず1勝をして、そこからもっと勝ちたいという欲が湧いてきました。自分で点数をつけるなら? 85~90点でしょうかね。100点と言えないのは、指の怪我などがあり1年間を通して投げることができなかったからですね」