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マンCに「0-6」のチェルシーだが、
サッリ解任の決断を下すのは尚早。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2019/02/18 13:00

マンCに「0-6」のチェルシーだが、サッリ解任の決断を下すのは尚早。<Number Web> photograph by Getty Images

メガクラブ同士の一戦でこれほどまでのスコア差がついてしまうのは珍しい。サッリ体制のチェルシーにとって正念場だ。

クロップもペップも苦労した。

 そのトッテナムは、就任5年目のマウリシオ・ポチェッティーノが、無冠のままでもチーム作りを進められたからこそ“今”がある。上位2チームも然り。就任4年目のユルゲン・クロップもそうだし、マンCのグアルディオラだってプレミア1年目は監督キャリアで初の無冠を経験した。

 ちなみにチェルシーから就任を請われた過去を持つグアルディオラは、「私にはサッリがやろうとしていることが理解できる。すべてはオーナー次第。マンCを任地に選んだ大きな理由の1つはフロントの理解と信頼にある」と語っている。

 アブラモビッチが最もご執心だったグアルディオラの言葉は、チェルシー経営陣の耳に響くだろうか?

 フロントが、攻撃的なの進化に伴う失点や敗戦の痛みに耐え、その舵取り役に時間を与える覚悟を決めれば、歴史的な大敗は歴史的に意義ある収穫をもたらすことになる。

 2月後半は、チェルシー経営陣にとってこその正念場だ。

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