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藤田菜七子に沸いたフェブラリーS。
勝った武豊が「ぼくの初GIは6着」。
 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byKyodo News

posted2019/02/18 11:30

藤田菜七子に沸いたフェブラリーS。勝った武豊が「ぼくの初GIは6着」。<Number Web> photograph by Kyodo News

GI初経験で堂々たる騎乗を見せて掲示板入りした藤田菜七子。フィーバーではあっても、フロックではない。

トップジョッキーを目指す階段。

 地方や海外、特にニュージーランドには、男性に伍して活躍している女性騎手がたくさんいるが、JRAでは、女性騎手はキャリアをつづけることすら難しい、というのが当たり前になっていた。それを藤田が変えた。

 2016年3月3日のひな祭りの日、藤田はJRAデビューに先立ち、川崎競馬場でデビューした。勝ち鞍こそ挙げられなかったが、30台以上のテレビカメラと100名以上の報道陣を集める「菜七子フィーバー」に川崎は沸いた。

 あれから3年。JRA通算50勝(地方を加えると56勝)を挙げ、そしてGI初騎乗を果たし、またこうして人々の目を競馬場に集めた。

 一過性の人気ではない。進化して、結果を出しつづけることで、人々を楽しませている。

 GIで上位入着を果たし、トップジョッキーを目指す階段に足をかけた。その階段をどこまで上ることができるか。藤田菜七子の今後が楽しみだ。

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