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風雲急を告げるプレミアCL争い。
ロンドン勢の不安とマンUの逆襲。
text by
粕谷秀樹Hideki Kasuya
photograph byUniphoto press
posted2019/01/27 08:00
ケインが負傷してしまったトッテナムと、ポグバが完全復調したユナイテッド。プレミア後半戦は風雲急を告げている。
守りは相変わらず脆いが。
もちろん、ユナイテッドは守りが弱い。33失点は昨シーズンの総数28をすでに上回り、世界屈指のGKダビド・デヘアをもってしても防げないような脆さまで露呈する。
しかし、スールシャール登場でチームのムードは一変した。練習中の表情も明るく、まもなくマルシャルが、そしてポグバも契約を更新する予定だ。もし、監督がモウリーニョのままだったら、数人の主力は移籍を決意していただろう。
いま、3、4位争いの局面が急速に変わりつつある。ロンドン勢が落ち込み、マンチェスターの“大物”が割り込んできた。現状を重視すれば、ユナイテッドが瞬く間に3位に浮上。そのままフィニッシュしたとしても不思議ではない。彼らには、勢いがある。