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『君はひとりじゃない スティーヴン・
ジェラード自伝』リヴァプール主将の挫折と喜び。
それは読者の人生と地続きだ。 

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津村記久子

津村記久子Kikuko Tsumura

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posted2019/01/30 07:00

『君はひとりじゃない スティーヴン・ジェラード自伝』リヴァプール主将の挫折と喜び。それは読者の人生と地続きだ。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

『君はひとりじゃない スティーヴン・ジェラード自伝』スティーヴン・ジェラード著 小林玲子訳 東邦出版 1600円+税

 2014年のW杯、マナウスでのイタリア戦、試合直前のトンネルでの待ち時間でのこと。「ジョー・ハートが額を拭い、首を回し、僕の耳の近くでガムを噛む。早くゴールに行ってひとりになりたいと思っているのがよくわかった」。500頁近くに及ぶ本書の中でも、この記述にはジェラードの観察力と想像力がよく表れていると思う。リーグ優勝に手が届く位置にいながら、チェルシー戦での自身による転倒でそれを逃した2014年のシーズンの進行を主軸に、それまでのエピソードが挿入される本書は、主将の立場でリヴァプールという地元のクラブに選手人生を捧げた選手としての希有な経験が書かれた本である。

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