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H・ベインズとM・リベラ。
メジャー殿堂入りの基準を見直すと。 

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芝山幹郎

芝山幹郎Mikio Shibayama

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posted2019/01/05 08:00

H・ベインズとM・リベラ。メジャー殿堂入りの基準を見直すと。<Number Web> photograph by AFLO

殿堂入りと見られている元ヤンキースの守護神、マリアーノ・リベラ。2013年の引退セレモニー。

ボンズ、クレメンスは?

 むしろ私は、候補7年目を迎えたバリー・ボンズとロジャー・クレメンスにどれほどの票が集まるかに注目している。ふたりの卓越した能力が、ステロイド禍という巨大なマイナス要因を差し引いて、なおかつ高く評価されるかどうか。「あんなこと、しなくても十分凄かったのに」と悔しがる記者の数は年々増えているように見える。

 やや強引な推論を申し上げれば、資格の切れる2022年が、ボンズとクレメンスの殿堂入りの年になるような気がしてならない。

 そこでの判断は、この年に資格を得るアレックス・ロドリゲスの得票結果とも関わってくるにちがいない。イチローの名が取り沙汰されるのは、(引退時期によるが)'24年か'25年になってからだろう。

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