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中継ぎの盟友・須田幸太が戦力外。
DeNA田中健二朗は無念を背負う。

posted2018/11/14 07:00

 
中継ぎの盟友・須田幸太が戦力外。DeNA田中健二朗は無念を背負う。<Number Web> photograph by Kyodo News

9月16日の阪神戦では藤浪晋太郎に満塁弾を浴びた。2008年入団の投手陣最古参の復活が待たれる。

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石塚隆

石塚隆Takashi Ishizuka

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Kyodo News

 いるべき場所に、いられなかった――。

 今季のDeNAが大崩れせずAクラス争いができたのは、言うまでもなくリリーフ陣の踏ん張りがあったからに違いない。先発陣が軒並み不振を露呈しイニングを稼げない中、リリーフ陣はタイトなスケジュールでマウンドに上がり、打線の援護を待った。

 砂田毅樹の70試合を筆頭に、三上朋也65試合、三嶋一輝60試合、パットン58試合、山崎康晃57試合といった具合にリリーフ陣は気を吐いた。勝ちパターンでマウンドに立つクローザーの山﨑以外はビハインドの場面はもちろん、回またぎの登板も珍しいことではなく、大きな負担を強いられる結果となった。

 そんな勝利のために尽力したリリーフ陣ではあるが、昨季まで当たり前に存在していたピースがひとつ欠落していた。

「チームのために力になりたいと思っていたのにそれができずに残念。悔しいですね」

 そう無念を滲ませるのは田中健二朗だ。

今季の不調の原因は?

 11年目のサウスポー。2015年シーズンから中継ぎに専念している田中。一昨年は61試合、昨年は60試合に登板し、大車輪の活躍でチームの2年連続クライマックスシリーズ(CS)進出に貢献している。しかし今シーズンの登板はわずか11試合。防御率は6.57とプロ入りしてから最低の数値を記録した。

 一体、田中に何が起こっていたのだろうか?

 春先から調子が上がらない状態が続いていたが、特に田中の代名詞であるカーブのコントロールと切れが悪く、結果、投げる場所がなくなり甘いボールを被弾していた。

「確かにカーブで勝負できなかったのは大きかったですね」

 田中は深くうなずく。

「精度が前の2年間とちょっと違って、他のボールで勝負しなければいけない部分があり、自分の中でそこを怖がってしまった……」

【次ページ】 藤浪に打たれた満塁弾。

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