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エリザベス女王杯はノームコア!
騎手、牧場、厩舎の全てが追い風。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2018/11/10 10:00
3歳で斤量が軽いこともノームコアの背中を押している。ルメールがGI記録をさらにのばすか。
相手はやはりモズカッチャンが筆頭。
相手筆頭は、昨年の勝ち馬モズカッチャン(4歳、父ハービンジャー、栗東・鮫島一歩厩舎)か。
過去に1998、'99年メジロドーベル、'03、'04年アドマイヤグルーヴ、'10、'11年スノーフェアリーと3頭が連覇を果たしているほか、2、3着にもリピーターが来ることの多いレースなので、軸としては、こちらのほうが信頼できるかもしれない。
鞍上はデムーロ。今年のGI勝ちは大阪杯だけだ。6勝した昨年や、4勝した一昨年や3年前の'15年と比べると元気がない。リーディング争いでも、先週の競馬が終わった時点で、ルメールは184勝を挙げているのに対し、デムーロは134勝と、逆転不可能な差をつけられている。それだけに、このあたりで存在感を見せつけておきたいところだろう。
強いが、デリケートな牝馬たち。
ということで、印を。
◎ノームコア
○モズカッチャン
▲リスグラシュー
△カンタービレ
×レッドジェノヴァ
リスグラシューにはジョアン・モレイラ、カンタービレにはクリスチャン・デムーロが乗るので、「騎手買い」のようになってしまったが、騎乗馬選定の段階で、上位争いをする馬がかなり絞られる現状では、どうしてもこうなってしまう。
強いが、デリケートな牝馬を、一流騎手がどう走らせるのか。熱戦に期待したい。