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ドジャース“マン振り野球”の中で
マエケンの好守にプロの技を見た。 

text by

笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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posted2018/11/03 11:00

ドジャース“マン振り野球”の中でマエケンの好守にプロの技を見た。<Number Web> photograph by Getty Images

ワールドシリーズ第3戦、前田健太は無死一、二塁からのバントを見事に処理して三塁で封殺した。

新時代にマッチした融合性を。

 先のジョン・スモルツ氏は戦前から今のデータ野球に警鐘を鳴らしていた。全国紙USA TODAYのインタビューで力説していた。

「三振が多すぎる上に本塁打が出すぎる。極端な守備シフトは野球を壊す。動きのない試合は野球本来の素晴らしさとドラマチック性を奪っている」

 コンピューターが導き出したデータ野球を全否定するつもりはない。

 本塁打を狙っていい場面で打つ本塁打こそプロの技であり華である。それと同時に野球というスポーツには豊潤な歴史がある。故きを温ねて新しきを知る。新時代にマッチした融合性を求めたい。

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