【NSBC補講II】 BリーグNo.1経営者のビジネス論BACK NUMBER
アクセスが悪いと集客に不利か。
広島のスポーツ事情から考える。
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島田慎二Shinji Shimada
photograph byB.LEAGUE
posted2018/11/02 08:00
![アクセスが悪いと集客に不利か。広島のスポーツ事情から考える。<Number Web> photograph by B.LEAGUE](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/b/8/350/img_b811676d57c8ff7037d8a1ad9d5bf0c5155213.jpg)
開幕戦連敗スタートとなった千葉ジェッツだが、その後8連勝。平均観客動員数は今季も首位を走っている。
広島には様々な要素が。
ではプロ野球がなぜ成功しているか――。フロントスタッフの努力に加えて、圧倒的にロケーションが良いことが大きな強みです。
どの球場も大都市のアクセスの良い場所に構えています。東京ドームも横浜スタジアムも最寄り駅で下車すれば目の前にスタジアムが視界に入り、歩いて2、3分で到着できる。毎試合平均して2~3万人の観客動員を目指しているケースにおいては、そういう世界でなければ、平日や日常的にある程度の観客は見込めません。
そういった意味でスポーツ観戦はロケーションが大事だという結論に至るのか、それとも行政とのリレーションが大切なんだという結論になるのか、強烈なライバルがいるのは不利になるのか……大なり小なり、スポーツクラブが成功する上でそれを阻害する要素はどこにでもありますが、それを如実に、様々な角度から表現しているのが広島のマーケットだと私は見ています。
ただ、百聞は一見にしかずということで、近い時期に実際に広島のスポーツ事情を視察、関係者の方々のお話を伺うことで、その中で生き抜く術やヒントを探りつつ、それらを今後のスポーツビジネスに活かせればと考えています。
(構成・石井宏美/Number編集部)
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