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内村航平が「できすぎ」と熱弁する、
体操・北園丈琉の潜在能力とは。
text by

矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byAFLO
posted2018/10/25 08:00

10月21日に16歳の誕生日を迎えた北園。憧れの内村と一緒に2年後の東京五輪の舞台に立つことを目指す。
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「あん馬やつり輪で僕が稼ぐ」
北園は有言実行の男でもある。
「ユース五輪は目標にしてきた大会。東京オリンピックにつながる大事な大会です」
そう言って、見事に代表権を勝ち取った。
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「ユース五輪での目標は個人総合優勝です」
そう言って本当に金メダルを獲得した。では、次のターゲットは何だろう。
「東京五輪では個人総合で戦いたいというのが一番。そして団体でも飛び抜けた種目をつくって、日本の弱いあん馬やつり輪で僕が稼げるようになって貢献したいです」
ユース五輪に行く前は、やや控え目な様子だったが、アルゼンチンから帰国したときの北園は胸を張っていた。
「東京五輪を目指してやっていく上で、ユース五輪で金を取ったのは大きいです」
首から提げた5つの金メダルはキラキラと輝いていた。東京五輪の「夢」が、現実の「目標」へと姿を変えてきた。
