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内村航平が「できすぎ」と熱弁する、
体操・北園丈琉の潜在能力とは。 

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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posted2018/10/25 08:00

内村航平が「できすぎ」と熱弁する、体操・北園丈琉の潜在能力とは。<Number Web> photograph by AFLO

10月21日に16歳の誕生日を迎えた北園。憧れの内村と一緒に2年後の東京五輪の舞台に立つことを目指す。

「高1にしてはできすぎ」

 以前から目を掛けていたという背景があったことで、北園がユース五輪の代表権を勝ち取ってから数日後の5月下旬、内村に北園の印象を尋ねてみた。

 すると内村は、ユース五輪選考会の演技を動画でチェックしていたといい、「('17年1月に比べて)うまくなりすぎていてビックリしました。特にあん馬と平行棒」と舌を巻いていた。そして、さらに熱く語った。

「高校1年生にしてはちょっとできすぎというか、仕上がりすぎているかなというくらい。あと数年たったら、代表に入ってくるんじゃないかと思わせるレベルだった。今後、順調に(演技の難度を示す)Dスコアを上げていって、今の安定感を出していけば、確実に日本の中心選手になっていくと思う。すごく期待しています」

 北園は'02年10月21日、大阪生まれの16歳(ユース五輪時は15歳)。3歳の頃、仮面ライダーの真似をして側転をやっている姿を見た母が体操教室に連れていったのがきっかけで体操を始めた。

小5で東京五輪出場を目標に。

 小5だった'13年9月、20年のオリンピック開催地が東京に決まり、「行けそうだ」と直感し、そのときから東京五輪を目指しての練習が始まった。

 清風中を選んだのは体操をやる環境として最高だと思ったから。高校に進学してからも強い意志をキープしたまま、日々の鍛錬を繰り返している。 

 北園を中1から指導している清風高校の梅本英貴監督によると、3年間で身長が20センチ伸びた中学時代は成長痛に悩まされ、出場試合数は1年に1試合程度だった。しかし、今年最大の目標と位置づけていたユース五輪に向けて、師弟は「絶対に出よう」と決め、演技を磨き上げていった。

【次ページ】 池谷、西川以来の五輪代表へ。

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