沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
菊花賞は地味に見えてハイレベル!
「キタサンの再来」と期待の1頭。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2018/10/20 09:00
セントライト記念から菊花賞というのはキタサンブラックと同じ。ジェネラーレウーノにも大器の気配がする。
足跡も、先行脚質も似ている。
ジェネラーレウーノは、新馬戦こそ3着に敗れたものの、その後3連勝で京成杯を優勝。皐月賞はキタサンと同じ3着で、ダービーで16着と惨敗したところも似ている。そして、キタサンと同じくセントライト記念を勝って、ここに来た。
脚質も似ており、ジェネラーレウーノは、逃げるか、2番手からの競馬が多い。
前走のセントライト記念では、大逃げを打ったタニノフランケル(名牝ウオッカの仔)から離れた2番手で折り合いをつけた。ほかの先行馬がことごとく下位に沈み、差し・追い込み馬が台頭してくる速い流れのなか、2着を1馬身1/4突き放した内容は、実に濃かった。
あのレースぶりからして心肺機能は相当高く、スタミナに不安はない。ポイントは、気分よく走れるかどうかだけだろう。
「逃げ宣言」に等しいコメント。
スローな流れで好位につけて折り合いを欠くとダービーの二の舞になる恐れがあるので、それより、ハイペースになっても逃げたほうがいいタイプだ。矢野英一調教師も「逃げ宣言」に等しいコメントをしており、2枠4番という絶好の枠を引いた。
キタサンブラックと同じく、ここでGI初制覇を遂げ、古馬になってさらに飛躍するか、注目したい。
ということで、印を。
◎ジェネラーレウーノ
○エタリオウ
▲ブラストワンピース
△エポカドーロ
×メイショウテッコン
注グレイル