沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
菊花賞は地味に見えてハイレベル!
「キタサンの再来」と期待の1頭。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2018/10/20 09:00
セントライト記念から菊花賞というのはキタサンブラックと同じ。ジェネラーレウーノにも大器の気配がする。
勝者はアーモンドアイとの対決も楽しみ。
ジェネラーレウーノ同様、これから強くなりそうな雰囲気があるのはエタリオウだ。キャリア8戦のうち2着が5回もあるが、中距離で勝ち切れない馬の堅実さが、距離が伸びて鋭さに転じることがままある。成長力のあるステイゴールド産駒で、鞍上がミルコ・デムーロというのも「買い」の材料だ。
ブラストワンピースは、「無敗のダービー馬」になっても不思議ではないと思われた逸材。今、さらに強くなっている真っ最中という感じがする。前に行きたい馬が多いだけに、ぶっこ抜くシーンも充分考えられる。
ウオッカやダイワスカーレットが同世代にいた'07年の菊花賞馬はアサクサキングス、ブエナビスタがいた'09年はスリーロールス、アパパネがいた'10年はビッグウィーク、ジェンティルドンナがいた'12年はゴールドシップ。ゴルシは別として、同世代に強い女子がいると、男は目立たなくなりがちだ。
ここを勝った馬と、アーモンドアイとの対決が楽しみで仕方がなくなるような好レースを期待したい。