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武豊、4000勝達成から凱旋門賞へ。
「挑戦、勝つ事がモチベーション」
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2018/10/05 16:00
凱旋門賞へ向け、最終追い切りを行ったクリンチャーを見届ける武豊騎手(中央)と宮本博調教師(右)。
誰よりも凱旋門賞を勝ちたいから。
それから3週間。今週末にいよいよ運命のゲートが切られる。
中間、宮本師は有言実行すべく、クリンチャーに調教を課した。最終追い切りも「出来るだけ負荷をかけたいから……」と、調教助手を乗せ、ダートコースで行った。
「だいぶ攻めましたね」
追い切りを見届けた武豊騎手はそう口にした。
レースの約2週間前にあたる9月24日には現地に舞い戻ったという指揮官は次のように語った。
「常歩を長めにする事で、体つきはだいぶシャープになってきました。今度は前回とは違う結果になってくれると信じています」
最後に、誰よりも凱旋門賞を勝ちたいという強い気持ちを持つ4000勝ジョッキーの弁を記そう。
「自分にとって凱旋門賞に挑戦する事、勝つ事は、日々の競馬のモチベーションにもつながっています。相手も揃い、決して楽な戦いではありませんが、凱旋門賞なので、それは当然の事です。少しでも良い結果が残せるように、全力を尽くします!」
レースは日本時間10月7日23時5分に発走予定。フランスから朗報を届ける事が出来るだろうか。