国際大会で勝つというインパクト。

　また興味深いコメントを発したのは優勝した琉球の橋本竜馬だ。

「これもクラブの国際大会なので、1つでも多く勝つことで『琉球ゴールデンキングス』としてインパクトを与えられると思って戦いました。他の国にも琉球は強いと思ってもらうことで、クラブとしての価値を上げていけるのではないでしょうか。そう思って戦っているプライドあるクラブがたくさんあったので、日本も負けていられないと感じました」

　今後のアジアリーグの課題としては、集客数を増やしていくこと。映像コンテンツで興味を持ったファンたちの足をアリーナに運ばせるための仕掛け作りとプロモーションを進めていくという。

　そして橋本がアジアのライバルと競って感じたように、クラブの名前を広め、価値を上げていくことが今後のBリーグと各クラブの課題でもある。アジアで存在感を示してきた3年目のBリーグがどのように成長していくのか、楽しみなシーズンがいよいよ始まる。