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石川祐希は全日本に融合できるか。
世界バレー1次L、中垣内監督の意図。
text by
米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byItaru Chiba
posted2018/09/18 11:30
第4戦のベルギー戦も先発で出場した石川祐希だったが、チームは1-3で敗れた。
上を目指すためには石川の成長が。
中垣内祐一監督は、石川を起用し続ける理由をこう明かした。
「彼をさげて他の選手を出せば、今はまとまるのかもしれないし、確かにネーションズリーグはそれで勝ってきたけれども、実際我々はもっと上を目指していて、そのためには石川が成長していくことが欠かせませんから」
石川自身のこの先のためにも、全日本のためにも、今年、石川が万全の体を取り戻すことは最優先事項だった。その選択に間違いはない。
その上で、コンビや連携、チームとしての戦い方といった面では、世界選手権を戦いながらまだフィットさせている段階だ。それは越えなければいけないもの。万全の石川とチームが本当の意味で融合すれば大きな力になるが、果たして間に合うか。
現在、日本は1勝3敗と追い込まれている。日本の2次ラウンド進出がかかる1次ラウンド最終戦、アルゼンチン戦は、18日(日本時間19日)に行われる。