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東京五輪競泳、午前決勝の難しさ。
池江璃花子に多種目ゆえの悩み。 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byKyodo News

posted2018/09/18 10:30

東京五輪競泳、午前決勝の難しさ。池江璃花子に多種目ゆえの悩み。<Number Web> photograph by Kyodo News

アジア大会で6個の金メダルを獲得し、大会MVPに輝いた池江は、東京五輪でも多種目への出場が期待される。

朝が苦手だという池江は……。

 池江自身は「朝だと眠さがあり、苦手です」と言いつつも、こう語っている。

「泳ぐときは忘れていると思います。みんな同じ条件ですし、自信を持つことができるよう、練習したいです」

 これまでの足取りを考えれば、新たな壁も乗り越える――そんな期待を抱かせる。また池江の言うように、日本勢のみならず、出場する全選手にとって平等なコンディションではある。

 とはいえ、午前決勝は選手やコーチが神経をとがらせる状況をわざわざ作る仕組みである。スケジュールが明らかとなった今、あらためてその不合理さを感じるとともに、その中でも最大限の力を出せるよう、願わずにはいられない。

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